地域包括ケアシステムについて

日本は、高齢化社会、超高齢化社会などといわれています。医療が充実することで、寿命ものびるようになりました。でも、高齢化が進むにつれて多くの人に介護が必要になるなど、寿命がのびたことによって、新たに考えなくてはいけないことも増えました。そこで、地域包括ケアというシステムが厚生労働省による支援体制として整い始めています。

 

地域包括ケアシステムについて、詳しくご紹介します。

 

地域包括ケアシステムが必要な今の日本

最初にもお話しした通り、日本は世界の諸外国よりも急速に高齢化が進んでいます。65歳以上を高齢者と呼んでいますが、高齢者人口は3000万人以上と言われているのです。日本の人口はおおよそ1億2000万人程度ですから、なんと日本の4人に1人は高齢者、ということになりますよね。2040年ごろには、高齢者の割合が4000万人程度にまで増えるといいますから、3人に1人が高齢者となる時代が待っています。また、後期高齢者と呼ばれる75歳以上は、その後もどんどんと増え続けて、より高齢化が進むことも予想されているのです。

 

そこで問題となってくるのが、高齢者の介護問題です。高齢になると、どうしても体の老化などが問題となり、介護が必要になる人も増えます。いつまでも元気でいたいと思う反面、ケガや病気など、若いころはそれほど大きな問題にならなかった風邪だったとしても、高齢者にとっては体調を大きく崩し、その後介護が必要になってしまう…なんてことにもなりかねません。今重要になっているのが、高齢者がいかに過ごしやすい環境で介護を受けながら生活することができるか、ということです。

 

地域包括ケアシステムの概要

厚生労働省が発表している地域包括ケアシステムとは、団塊世代と呼ばれる人たちが75歳以上になる、2025年を目途にして、介護が必要になった高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで送れるよう、支援するような取り組みです。また、これからは高齢者の中にも認知症高齢者が増えることが見込まれており、認知症高齢者に対する生活の支援なども課題となっています。地域全体で高齢者を支え、見守り、心地よい暮らしを続けていくための手助けをする、それが地域包括ケアシステムです。

 

高齢者が自分自身で守る生活とは?

地域包括ケアシステムで介護を受けながらも自分らしく生活することができる日々を手に入れることができますが、やはり高齢者が自分自身で介護を受けずに生活できる日々を増やす、これも取り組みが必要です。人間の健康は腸から作られる、ともいわれています。あれこれと体の不調を感じる年齢になっても、腸内環境の改善など…自分自身でできることを取り入れると、より高齢者本人が暮らしやすい生活を送れるようになるでしょう。